普通教育における技術教育科目の再構想 : 中学校を事例として(日本教科教育学会第28回全国大会(愛知大会))

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概要

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第一に,学校現場の「教科教育経営への阻害要因」を大胆に排除し,教科教育活動が適正且つ効率良く行えるようにしつつ,「教育活動における反復・繰り返し」を重視したシークエンス(sequence)を再検討するべきである。第二に,過去のわが国の教育政策では,科学教育と技術教育を区別しながら「科学技術振興」を達成しようとしてきた。しかし,昨今の理科教育離れ・理科嫌いや,ハイテク時代と言われるにもかかわらず,相変わらず普通教育としての技術教育への認知度が低いという状況を考えると,そうした政策を再検討するべき時期に来ていると思われる。従って,従来の教科枠に囚われずに,(1)理科教育との統合によって「科学技術」科の創設,(2)分野として技術的内容を明確に位置付け,他分野の科学的内容と有機的に関連づける,という教科再編構想の視点が考えられる。
日本教科教育学会の論文
2002-12-30

著者

阿部二郎
北海道教育大学函館校

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