小学校家庭科を核とした総合的な学習における異文化理解を育てる授業開発(第1報) : 授業の全体構造と学習プロセス
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概要
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小学校家庭科の衣服を核とした総合的な学習において,衣服から世界を見つめていこうとする意欲や実践力を育て,児童の衣服に関する興味・関心を高めることを目的とし,授業開発を行った。本報では,授業の全体構造と学習プロセスについて報告する。授業の設計に関しては,(1)児童の関心と視点が身近な衣服から世界の国々とのつながりに無理なく広がるように学習の流れを設定すること。(2)児童の持つ課題が授業を構成すること。(3)課題設定が無理なくできる導入の授業を設定すること。(4)興味・関心を高めるため,体験活動を取り入れることの4点を重視した。授業全体を4部構成とし,授業の実践に当たっては,問題解決の基本プロセスが体験できるよう配慮した。その結果,児童の中に,課題を持つ子が多く見られ,課題から授業を設計することができ,活動の時間は,自発的にとりくむなど,積極的な学習への取り組みが観察された。
- 日本教科教育学会の論文
- 2001-03-31
著者
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