「総合的な学習」とマルチメディアについての一考察 : CD-ROMソフト(コンテンツ)の作成をめぐって
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,現代のコンピュータ社会における映像メディアと美術教育との関連から。「総合的な学習」の一内容として,映像メディアを取り入れる意味を論じたものである。本稿の前段では,メディアと人間の感覚の関係を分析し,筆者が製作に携わったCD-ROM『宮澤賢治全詩集』のハイパーテキストに焦点をあて,マルチメディアとしての表現の可能性を考察している。筆者はマルチメディアによる表現とは,様々なメデイアを駆使し,五感を働かせて総合的,統合的に表現していくものであると捉えている。後段では,美術教育の今日的な課題でもある映像メディアをめぐる教育のあり方を起点に,「総合的な学習」とかかわって,マルチメディアによる表現力を培うことの教育的意義と,その役割を迫っている。
- 2000-09-30
著者
関連論文
- フレンドシップ事業の教育評価
- フレンドシップ事業をとおしてみる学生参画型授業
- 人間という存在をめぐる関係性
- 「総合的な学習」とマルチメディアについての一考察 : CD-ROMソフト(コンテンツ)の作成をめぐって
- 教育実践に生きる〈マルチメディアを利用した教材開発演習〉の試み : パソコンによるビデオ映像編集〈ビデオ・クリップ制作〉の活動を通して
- 教員養成課程の特性を生かした授業改善のための実践的研究 : 総合的な表現活動としての「絵本」の制作
- 美術教育から発想する「総合的な学習」の教育実践の可能性 : 「総合的な学習」に求められる教師の資質・力量をめぐって
- 子どもの造形教育における先駆者の「児童画」観をめぐって : 山本鼎とフランツ・チゼック,そして中西良男の美術教育を中心に