数学史活用による数学学習における高校生の意識の変容
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概要
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本研究における事前の調査によると,生徒は,「数学は好きではない」が,「数学が得意になりたい」という願望をもっており,「数学学習のよさは,数学的な見方・考え方が身につくこと」等の的確な認識と期待をもっている。この期待に応えるとともに,高等学校における数学の目標を達成するための方策として,数学教育に,数学史を導入した授業を行い,生徒の数学に対する意識がどのように変容するかを調べた。その結果,「数学では,知識または問題の解法の仕方を覚えるよりも考え方が大切である」,「数学的な見方・考え方が身につく」等の面で,生徒の期待に応えるとともに,意識の変容が得られた。
- 日本教科教育学会の論文
- 2000-03-31
著者
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