在宅高齢者を対象として対話や交流を行うボランティアの機能分析 : 話し相手ボランティアの事例分析から
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概要
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本研究は,高齢者を対象として対話や交流を行うボランティア活動(以下,話し相手ボランティア活動)が,在宅高齢者に対してどのような機能および役割を担っているかを明らかにすることを目的としている.研究方法は,話し相手ボランティアを利用した高齢者の15事例を,質的研究方法における要約的内容分析とKJ法を用いて分析した・その結果,(1)情緒的サポート機能,(2)見守り・安否確認機能,(3)閉じこもり防止機能,(4)生活意欲の向上機能,(5)介護保険サービスの一部代替機能,という支援を提供していることが示された.ボランティア活用にあたっては課題や問題も生じていたが,ボランティア活動者を支援し,地域の福祉関係者が話し相手ボランティアを活用しやすいシステムを構築することにより,し相手ボランティアは高齢者支援のサービスとして活用できると考えられる.
- 2008-08-31
著者
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