高齢者を対象として対話や交流を行うボランティアトレーニングプログラムの効果評価
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概要
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高齢者を対象として対話や交流を行うボランティアの支援として,A県内の2地域包括支援センターにて実施されたボランティアトレーニングプログラムの効果評価を行った.2006年度のプログラム受講者51人を対象に,ボランティア技術・知識・意識の受講前後の変化を分析した.技術調査ではビデオ録画をした受講者の対話の様子を評価,得点化し,知識調査と意識調査は自記式質問用紙の回答を得点化した.分析はWilcoxonの符号つき順位検定を用いた.その結果,プログラムの受講後,受講者はコミュニケーション技術が向上し,ボランティア活動実施に対する自信と意欲の向上と不安軽減が確認された.傾聴技術の習得が不十分である等の課題もあるが,プログラムの実施はボランティア活動を行うことを希望する人々に必要な技術や知識の習得を支援し,ボランティア活動実施への意欲を高めることが示された.
- 2010-02-28
著者
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