ユニットケア導入が認知症高齢者にもたらす効果に関する研究 : 従来型特別養護老人ホームにおける実践事例を基に
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概要
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本研究は,従来型特別養護老人ホームにおけるユニットケア導入が,入居する認知症高齢者にもたらす効果を明らかにすることを目的として実施された.フィールドとした特別養護老人ホームは2004年2月よりユニットケア導入に取り組んでおり,現在までの約1年半にわたってフィールドワークを行った.研究に際しては,フィールドのひとつのユニットを取り上げ, 5人の入居者を対象として入居から現在までの状況,および状態の変化に関するケーススタディを実施した.ケーススタディに際しては,ケース記録,ユニットカンファレンス記録,ケアプラン,スタッフへのインタビュー等のリソースを使用した.ケーススタディを考察した結果,「『ユニットケア』への順応」「コミュニケーション」「食事」「意欲・気力」「グループのもつ力」の5点において,入居者に改善がみられることが明らかとなった.
- 2006-03-31
著者
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