9-6 能登半島の近代化と近代建築に関する調査報告(計画系)
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概要
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土着に生きる人間は、天空と大地との間に於かれて日常の暮らしを営みつつ、人知を超えた世界(神、死)とつながることを大切にしていた。人間が地上の大地で生きるために、神への通路となる聖なる空間を創造し、聖と俗の境界によって秩序づけられた生活世界を構築した。こうした人間と世界の構造化の具体的現象として、地域風土に根ざした伝統的な住まいや集落、祭礼、信仰のかたちなどが生み出されてきたのである。かかる土着の視座に基づき、能登半島の近代化と近代建築について報告する。なお、平成20年3月刊行の報告書『石川県の近代化遺産』の中で、筆者の担当した能登地区のデータに基づくものとする。
- 2009-07-12
著者
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