御池山隕石クレーターに検出された負の重力異常
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概要
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長野県飯田市上村にある御池山隕石クレーターでは,クレーター内の基盤岩チャート・砂岩とフォールバック層(クレーター形成時に空中放出した角礫岩類がクレーター内に堆積した層)内のチャート・砂岩の角礫とから衝撃変成石英が大量に確認され,インパクトクレーターとして発表された.このクレーターでは,海外のインパクトクレーターに共通する負の重力異常が検出された.負の重力異常が生じている現象を海外のインパクトクレーターと比較検討した.その結果,クレーター形成時の衝撃圧縮によって主に基盤岩が破砕されたために密度が低下して生じたと考えられる.
- 2010-12-25
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