ゴールモデルを用いたユーザ指向可変性モデリング手法
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概要
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ソフトウェアプロダクトライン開発では,製品間の可変性 (variability) を明文化し管理する作業が重要である.可変性を明文化するための代表的なモデリング手法として,フィーチャモデルや直交可変性モデルが挙げられる.可変性モデリングでは,様々なユーザのニーズを満たす開発対象システムの理想像 (to-be) をモデル化し,ユーザニーズの違いを分析することが重要となる.しかし,現状の可変性モデリングは,モデルやコードなどの現状資産 (as-is) をもとに行われるのが一般的であり,ユーザニーズを基に可変性モデルの構築を行うための体系的な方法がとられていない.そこで本研究では,ユーザニーズを基に可変性モデルを構築する手法を提案する.そのために,ゴール指向要求分析を用いてユーザのニーズを分析する.ゴールモデルでユーザニーズを体系化し,そのモデルからフィーチャモデルと OVM を作成することでユーザニーズの可変性を分析する仕組みを提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2010-03-11