ソフトウェア無線・コグニティブ無線の実装・実用化の動向(オーガナイズドセッション,移動通信ワークショップ)
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概要
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ソフトウェア無線技術に関する研究開発は、1990年代初頭の米国の軍事プロジェクトである「SPEAKEasy」から始まり、IEEE Communication Magazinel995年5月号の「ソフトウェア無線特集」で広く認知された。それに伴い、ソフトウェア無線に関する研究開発プロジェクトが国内外で多数立ち上がり、ソフトウェア無線に関する研究開発が活発になっていった。さらに、規則に関する改定も併せて行なわれ、2001年9月に米国通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)は、ソフトウェア無線機の実用化に向けて規則の改定を行なった。現在では幾つかの製品が実用化され、商用サービスに利用されているものもある。一方、コグニティブ無線技術は、電波環境を認知し、最適な無線通信を行うため技術である。無線通信の発展に伴い大きな問題となっている周波数の逼迫を解決するための一っの要素技術として注目を集めており、コグニティブ無線技術に関する要素技術や試作に関する多数の報告が行われている。本稿では、ソフトウェア無線・コグニティブ無線の実装・実用化の動向として、試作機や商用機の紹介を行う。さらに、NTTで提案しているソフトウェア無線技術とコグニティブ無線技術を利用しているフレキシブルワイヤレスシステムの紹介を行う。
- 2010-02-24
著者
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芝 宏礼
日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所
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山口 陽
日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所
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赤羽 和徳
日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所
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上原 一浩
日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所
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芝 宏礼
Ntt未来ねっと研究所
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山口 陽
NTT未来ねっと研究所
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上原 一浩
Ntt 未来ねっと研
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赤羽 和徳
Ntt Network Innovation Laboratories Ntt Corporation
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