異種無線リンクアグリゲーション方式における最適トラフィック分配制御の解析(コグニティブネットワーク,国際ワークショップ)

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複数の異なる無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)力弐混在している環境において、常に最適なRANを利用することでQosを向上させ、無線環境全体としての無線リソースの利用効率を改善するコグニティブ無線ネットワークの研究開発及び標準化が進められている。利用可能な無線リソースを最大限に有効利用する方法の一つに、複数のRANを同時利用し、トラフィックを分配して通信することで、スループットを向上させるリンクアグリゲーションがある。しかし、Qosの異なる複数のRANを同時利用した場合、TCP通信におけるスループットの著しい低下を招くことがある。本稿ではこの課題に対し、リンクアグリゲーションを行う各RANのQosパラメータの差異に応じて、トラフィック分配比率を最適化することでリンクアグリゲーション時のスループットを向上させる方式を提案する。TCPカプセリングを用いた無線リンクアグリゲーション機能を搭載した実験システムを用い、トラフィック分配比率最適化によってどの程度スループットが改善されるかを測定する。まず、スループット、通信遅延、ジッタ、パケットロス率の差異によってアグリゲーションスループットが大幅に低下することを示し、提案するトラフィック分配比率の最適化方式によってスループットの向上が可能であることを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2010-01-14

異種無線リンクアグリゲーション方式における最適トラフィック分配制御の解析(コグニティブネットワーク,国際ワークショップ)

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