対馬海峡西水道における底層冷水の流況・海況特性
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概要
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対馬海峡(大韓海峡)西水道には,夏季に日本海から底層冷水が進入してくる.この冷水の特性を既存の海洋観測資料,1992年7,8,10,11月に観測した西水道でのSTDデータ,及び1991年8〜9月に測流した西水道底層での流速データを用いて,分布及び流動面から検討した.冷水の進入時期は,年による変動が大きいが,冷水の進入が一旦起こると,6〜10ヵ月間にわたって分布する.冷水とその上層の対馬暖流との間に形成される水温躍層は120〜160m深にあり,冷水の厚みは海底から60〜70mに達する.冷水の流動は海底地形の影響を受けており,その平均流速は南西方向に0.06m/sであった.
- 日本海洋学会の論文
- 1996-08-30
著者
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