海流ビンによる周防灘表層水の流動調査
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概要
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周防灘における表層水の流動の季節変化を明らかにするため1989年春季から1990年冬季にかけ海流ビンによる流動調査を行った.海流ビンの漂着状況は季節により特徴がみられ,その移動方向は季節風とよく対応していた.表層水の流れを推定すると基本的には,北部を西流し,反時計回りに国東半島北岸を東流する環流が存在する.この環流は成層期に東〜南東の風が連吹した時は消失し灘スケールでの西向きの流れが形成される.関門海峡では春季から夏季にかけて西流,秋季から冬季にかけては東流の存在が示唆される.
- 1991-08-31
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