水産生物の生息環境の保全・創造のための水産研究の枠組み(シンポジウム:海岸・河口域における環境修復・創造技術の現状と問題点)
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概要
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日本の水産物の需要と供給の関係における諸問題を概略した.生産現場である沿岸域の生態的機能と4つの漁業生産過程(栽培漁業,資源管理型漁業,沿岸整備事業,養殖業)との相互関係を整理し,これからの水産研究を巡る技術的連携の枠組みについて説明した.また,安全な水産物の安定供給を義務づけられている水産の立場から,場の生態系に配慮した生産技術を3つに体系化(共生型,調和型,保全型)し,この内,磯焼け漁場の修復計画を例に環境調和型の考え方を示した.そして,環境に調和した水産公共事業を実施するためのガイドラインを示し,その実施フローの中で使われる評価モデルの役割と新たな3つの価値基準を示した.
- 日本海洋学会の論文
- 2002-02-22
著者
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