駿河湾奥の流動 : 1970年から1972年までの三保半島沖における測流結果
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概要
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駿河湾奥三保半島沖において,小野式流速計による自記測流結果の1970年から1972年にかけてのものについて報告する.駿河湾奥三保半島における測得流は,潮流成分が卓越するが,時により平均流(恒流)もかなり卓越する.潮流成分のうち,日周潮流は半日周潮流に比べて顕著である.この卓越成分である潮流の日周成分と潮位の日周成分の位相関係は一定せず,測定時期により異なる.平均流は平均的に南西方向が多いが一定せず,逆方向の北東方向の場合もある.従って,この測定地点が湾奥の西部を代表できるならば,駿河湾奥には反時計回りの環流が卓越すると言えるが,必ずしも一定しない.
- 日本海洋学会の論文
- 1975-02-26
著者
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