瀬戸内海の海水交流(シンポジウム:瀬戸内海の開発と海洋環境)
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概要
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瀬戸内海の平均的海況をとりまとめ,次に河川・降水・蒸発による淡水供給と,外洋からの海水流入を考慮した一次元定常の拡散方程式の解を,現実の塩分分布に適用し,内海の海水交流に関与する諸条件を多少明確にした.平均の拡散係数としては10^7cm^2/secを得た.なお近年内海の透明度が著しく低下していることも示される.また,内海の各部分に一定量の物質を連続放出するときの濃度分布を求め,内海中央部に放出するときには,濃度は高くて広範囲に影響が及ぶこと,周防灘の西部においては物質が拡散し難いことなどを指摘する.
- 日本海洋学会の論文
- 1972-02-25
著者
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