知的障害児に対する性教育における教材研究・授業づくりの基本的視点の検討
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概要
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本稿では,まず知的障害児に対する性教育に関する教材研究・授業づくりの前提として,人間の性及び性教育が国際的にはどのように認識されているのかを確認し,その上で,性教育の学校教育全体に対する位置づけを示した.加えて,筆者らが2010年に全国の知的障害特別支援学校に対して行った性教育実践の状況を把握する実態調査や先行研究で,性教育を実施する際の困難点として挙げられている「性教育の時間が十分にとれなかった」「適当な教材・教具がなかった」「児童・生徒の個人差が大きかった」を取り上げ,この3点がなぜ困難点として認識されるのかの原因を探り,今後知的障害児に対する性教育が発展・深化していくための基本的な視点を検討した.
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