環境たばこ煙の実態に関する研究 : 第2報-ニコチンおよびVOCの一括測定
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概要
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環境たばこ煙の測定は、指標物質としてニコチンあるいは3-エテニルピリジンを選び、粒子状吸着剤のXAD-4で捕集したのち酢酸エチルで抽出したものを分析する方法が、ISOなどの公定法では定められている。他方、VOCの測定はシックハウス症候群関連で多く実施されており、炭素系吸着剤で捕集したのち二硫化炭素で抽出したものを分析する方法が一般的である。したがって、喫煙者のいる室内でニコチン、3-エテニルピリジンに加えてVOCを測定する場合、上記方法に従うと、同様な操作を2回行う必要がある。そこで、ニコチン、3-エテニルピリジンとVOCの一括測定の可能性について検討を行ったところ、XAD-4で捕集したのち酢酸エチルで抽出したものを分析することで、ニコチン、3-エテニルピリジンおよびVOCの測定も可能であることが明らかとなった。
- 社団法人空気調和・衛生工学会の論文
- 2009-08-05
著者
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石津 嘉昭
広島国際大学社会環境科学部
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石津 淑子
広島国際大学社会環境科学部
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石津 淑子
広島国際大学工学部
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石津 嘉昭
広島国際大学工学部
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石津 嘉昭
広島国際大 工
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石津 嘉昭
広島国際大学工学部住環境デザイン学科
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石津 嘉昭
東海大学 健康科学部看護学科
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石津 淑子
広島国際大学
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