分散二層モデルを用いた局所皮膚温の予測法

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概要

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自動車の空調システムを設計する際、高品質な製品を確実に効率良く開発するため、車室内の温熱環境を定量的に評価する手法が望まれている。しかし、自動車内は、人体と内装部材壁面や空調吹出し口との距離が近く、日射の影響も受けるために、不均一な温熱環境になっている。そこで、温冷感と相関の高い局所皮膚温の予測法を開発する。本報は、局所皮膚温を求めるために、二層モデルを用いた人体の熱平衡計算を、局所的な予測に拡張した分散二層モデルとして提案する。モデル定数は、夏季車室内冷房環境を想定した被験者実験を基に同定した。そして、本モデルを不均一な放射環境の皮膚温分布予測に適用し、実用的な精度で予測できることを示す。
2003-01-25

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