国交60周年を迎えた中印関係(<特集>中国アジア外交のダイナミズム)
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概要
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日本における中印関係の先行研究は,専らインド研究者によって行われている。そのため,先行研究の批判的再考が中国外交史研究の視角からも必要と言えるであろう。そこで,本稿は国交樹立から60周年に至る2010年までの中印関係を中国外交史の視角から位置づけ,その特徴を抽出することを研究目的とする。まず第I章で本稿の問題意識を説き,第II章で,60年間の中印関係史を如何に位置づけられるのかを考察する。第III章で,現在の脅威と協調が混在するアンビバレントな中印関係を論じ,第IV章でインドに対する中国外交のねらいについて考察する。
- 2010-11-25
著者
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