7K9 知的障害のある子どもへの情報機器を用いた指導に関する研究((課題研究7-2)ICTと特別支援教育(2),教育の原点に光を当てる〜乱流の中の本流を見出す〜)
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概要
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本研究では、知的障害特別支援学校において、情報機器の活用を促すための方策を探り、その有効な活用方法について検討することを目的とした。そのために、研究1では、知的障害を対象とした特別支援学校、もしくは肢体不自由等知的障害以外を対象とする特別支援学校の教員を対象として、情報機器もしくはAACを活用した指導の実態を調査し、情報機器の活用が促される要因を明らかにし、情報機器の活用を促すための方策を考察した。また、研究2では、知的障害を伴う広汎性発達障害の生徒を対象として、絵と単語の見本合わせ課題を実施し、パソコンを用いる条件と用いない条件の2つの条件を設定することで、パソコン教材の使用の有無によるひらがなの読みの獲得に関する指導効果の差異を検討した。研究1、2の結果から、知的障害児教育でのコンピューターの有効性、情報機器の理解の深め方を検討し、情報機器の利用をどう進め、どう周囲の教員の理解を深めていくかを含め、今後の教育への活かし方について考察した。
- 2010-08-21
著者
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