日本におけるスポーツ消費形態の変容とその情報文化学的意味
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概要
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本論文は,スポーツ競技場の"メディア化"の中で,情報媒体としての大型映像装置を機にスポーツ視聴形態が変遷していく過程を情報文化学的な視点で考察することを目的としている。スポーツ選手によって競技が行われ,大勢の観客が生のスポーツを観るための場として想定された競技場に導入された大型映像装置は,競技場内のオーディエンスの視聴文化に変化を起こし,生のスポーツ抜きにオーディエス同士を媒介するインターフェイスとなった。この本論で扱うのは,競技場を舞台に行われるプロスポーツである。大型映像装置の集団映像視聴は競技場の外へと広がり,仮想競技場を街中に出現させるに至る,大きな可能性を持つと筆者は考える。
- 2010-09-07
著者
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