水稲新品種「まんぷくもち」の餅硬化性と登熟気温の関係
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概要
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福井県農業試験場で育成された水稲糯品種「まんぷくもち」の餅硬化性への登熟気温の影響を調査した.5月15日に移植した「まんぷくもち」の餅硬化性は,同時期に移植した「滋賀羽二重糯」より高く,「恵糯」より低かった.また,「まんぷくもち」の餅硬度および,澱粉の糊化開始温度は登熟気温が26〜28℃においては比較的低かったが,登熟気温が29℃を越えるといずれの値も高くなった.「まんぷくもち」の餅硬化性は移植期を遅らせて登熟気温を下げることにより,「滋賀羽二重糯」程度に低くできることが示唆された.
- 2008-03-31
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