数値計算による換気システムの評価ならびに新しい換気モデルの提示
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
各種タイプの室における換気効率を,二次元・等温・乱流の場合について,数値計算によって評価を行った.その結果,おおむね給気が排気口へ短絡することが少なく,気流の室内パスが長い場合に,換気効率が良く,室内平均濃度は低くなった.また,汚染物発生停止後の濃度減衰の傾きは,室内のどの位置でも,ほとんど同じであることから,この傾きが換気効率を示す指標として適切であることを示した.さらに,室内平均濃度を考えるうえで,換気効率ならびに汚染物発生位置の影響が大きいことを数値計算で示すとともに,これらを考慮した新しい換気モデルの提案を行い,その妥当性を代数的に明らかにした.
- 社団法人空気調和・衛生工学会の論文
- 1984-02-25
著者
関連論文
- 日本の自然
- 村上・加藤氏の質疑に対する回答("Evaluation of Ventilation Systems through Three Dimensional Numerical Computation"に関する疑問)
- 三次元数値計算による換気システムの評価
- たばこの煙粒子による室内粉じん濃度の推定と低減法
- やさしいエアロゾル-5-エアロゾル粒子の測定
- やさしいエアロゾル-4-エアロゾル粒子の捕集
- やさしいエアロゾル-3-エアロゾルの動力学
- やさしいエアロゾル-2-
- やさしいエアロゾル-1-エアロゾルとのかかわり
- "Evaluation of Ventilation Systems through Three Dimensional Numerical Computation"(石津嘉昭著,本誌,No.30,1986.掲載)に関する疑問及び回答
- 数値計算による換気システムの評価ならびに新しい換気モデルの提示
- 光散乱フォトカウンタ-の表示値の補正
- 室内空気汚染物の濃度式ならびに低減法についての一考察
- たばこの煙粒子の発生量評価
- Aerosol Behavior of Tobacco Smoke Particles