フタグロマダラメイガの幼虫と蛹(鱗翅目:メイガ科)
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概要
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フタグロマダラメイガEurhodope dichromella Ragonotの寄主植物がツルウメモドキ(ニシキギ科)であることは知られていたが(六浦,1957),その幼虫と蛹は未知であった.奈良県橿原市の神武天皇陵で,ツルウメモドキの葉を2枚合わせ,そのなかに潜み食害中の本種の幼虫を採集,飼育した機会に,幼虫と蛹を記載した.成熟幼虫は体長18mm前後,頭部は黒色,胴部黄緑色,前胸背楯は大きな黒紋をもつ.蛹は体長約9mm,図示のように触角,小腮,中脚,前翅は同長である.蛹で越冬するが,周年経過は未詳である.
- 1994-03-30
著者
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森内 茂
Entomological Laboratory College Of Agriculture University Of Osaka Prefecture
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門原 武志
Entomological Laboratory, College of Agriculture, University of Osaka Prefecture
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門原 武志
Entomological Laboratory College Of Agriculture University Of Osaka Prefecture
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