簡易数値地図作成システムの開発とその活用
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概要
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近年,GISの普及に伴い,数値地図が様々な分野で利用されている.数値地図を有効に利用するためには,これを理解することも必要なことである.そのために,数値地図の作成,その活用を体験することは有効な手段である.本研究は,高専上級学年を対象として,手軽に授業の一環として数値地図を作り,それを使って様々な地図を作成することができるシステムを開発し,その活用法を示したものである.数値地図にはベクタ型とラスタ型の2つのタイプがあり,その特性に応じて使い分けられている.本システムは,両方のタイプの数値地図をそれぞれ作成し電子データとして保存,そしてそれを描画するプログラムを備えている.作成する地図データは,地物の図形データだけではなく表示位置と文字の情報を持つ注記データも含んでいる.それぞれのタイプの数値地図を作成し描画することにより,ベクタ型,ラスタ型の違い,特徴を理解することが期待できる.本論文では,作成した数値地図により異なる時期の同一場所の地図の重ねがきの例,地図以外の空間情報との重ねがきの例などを紹介し,その活用の例を示した.本システムはVisual Basicにより作成した7つのプログラムで構成されており手軽に使用できるものである.この特徴を生かして,今後その活用法をさらに広げたいと考えている.
- 2010-08-30
著者
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