中学生の「居場所環境」と精神的健康との関連の検討
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概要
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本研究は,中学生を対象に,「居場所環境」と精神的健康との関連を検討したものである。「居場所環境」を「自分ひとりの居場所」「家族のいる居場所」「友だちのいる居場所」の3 種類の「居場所」の有無の組み合わせにより8 群に分類し,精神的健康との関連を分析した。また、3 種類の「居場所」の有無と精神的健康との関連も検討した。その結果,中学生の「居場所環境」においては,「家族のいる居場所」と「友だちのいる居場所」と精神的健康との関連が示され,特に「家族のいる居場所」との関連が高かった。本研究の結果と先行研究をふまえ,中学生という発達段階における「居場所環境」について考察した。
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