6. 矩形断面を有する二次元柱状体に働く流体力の計算(船舶技術研究所で開発された電子計算機プログラムの概要-第4集-)
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概要
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一般の二次元柱状体が平水中で調和振動するときの流体力を求める計算法はすでにいくつかの方法が開発されているが,矩形断面のように角をもつ物体ではLewis form近似は適用できないし,菅の方法では角の条件が表わせない。そこで流れ関数に関するDi-richlet問題の解として積分方程式を解いて吹出し分布を求める前田の方法を用いれば境界条件が座標だけで与えられるので角のある物体に対しても容易に適用できる。本プログラムは箱型作業船の運動を計算することを直接の目的として前田の方法により作製したものであり,上下揺れ,左右揺れ,横揺れの附加質量,減衰係数および波強制力を求めることができる。
- 独立行政法人 海上技術安全研究所の論文
- 1976-01-20
著者
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