主双対内点法に対する高速化・並列化の技術(<特集>半正定値計画に対するソルバーと応用例)
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概要
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ここでは,2010年現在のSDPソルバーによって,どの程度の規模のSDPをどの程度の時間で解くことができるかを紹介する.主双対内点法の発展に伴うSDPソルバーの開発の歴史は,すでに15年に達しており,SDPの性質によっては100倍以上の高速化が達成されている.また,並列計算の導入で,これまで求解できなかった制約が数万に達する超大規模SDPを実際に解くことが可能になってきている.特に,並列計算ソルバーSDPARAは,超大規模SDPを解く際に,主双対内点法の性質にあわせて複数の並列計算手法を組み合わせており,数理計画分野とHigh Performance Computingの融合として捉えても興味深い.
- 2010-07-01
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