メシラウエンシストガリバワモンの雌の発見と記載
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概要
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Zeuxidia mesilauensis Barlow,1971,メシラウエンシストガリバワモンは従来♂のみが知られていた.私達は,1994年4月,ボルネオのキナバル公園にて本種の♀を得ているので,ここに記載した.採集当初は,同属のZ.doubledayi Westwood,1951,ダブルデイトガリバワモンと考えていたが,図示したように既知の同種の♀とは全く異なり,mesilauensisの♂とよく一致する.前翅長57mm.前翅表では中央外寄りの青色帯は♂に比べて幅狭く,前縁に向けて白色を混じ,2室と3室には外方に白点を伴う;翅端の白紋は目立つ.後翅表には青色帯を欠く.前後翅とも裏面は,前翅後縁近くの青色紋を欠く以外は♂とほぼ同じである.
- 日本鱗翅学会の論文
- 2000-12-20
著者
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Schulze Christian
Department Of Animal Ecology I University Of Bayreuth
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Hauser Christoph
Staatliches Museum Fur Naturkunde