1404 ヒヤリハット障害情報を活用した情報システムの重大障害予防活動(一般セッション)
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概要
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本論文では, CMMIのCARプロセスの活動に位置付けられる,ヒヤリハット障害情報を活用した重大障害の予防方法について述べる.情報システムの進展に伴い,重大障害の予防はますます重要になっている.一方で,重大障害は稼働システムで発生するため,その原因はシステムの企画,開発段階だけでなく,運用,保守活動全般にも内在する.さらに,情報システム技術の急速な変化や,組織の成熟度の変化に伴いこの原因は常に変動している.これに対応するために,我々はSIベンダーとして組織全体での予防活動を展開した.具体的には,予兆を抽出するためのヒヤリハット障害情報をボトムアップで蓄積する仕組みを構築し,抽出した予兆をトップダウンでの組織的対策につなげる活動を推進した.障害情報からの対策抽出には「なぜなぜ分析」を活用したが,個々の障害の対策ではなく,組織に広く適用できる予防策の抽出に主眼を置いて手法の整備を行った.この活動を通じて,ヒヤリハット障害の原因には明確な傾向があり,重大障害予防活動に有効であることが分かった.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2009-03-10
著者
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