2407 動的に変化するプロジェクト・リスク・ポリシーとリスク間の因果関係を考慮したリスク・マネジメントプロセスの提案(一般セッション)
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概要
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筆者らは,前回の報告でリスクの因果関係に着目することで,プロジェクト・リスクのより早い段階での識別を実現するプロアクティブなリスク・マネジメント手法を提案した.ところが,現場のITプロジェクトへの適用では,その時点のプロジェクトの状況から乖離したリスク項目が識別されることがあった.筆者らは,リスク識別・リスク分析の対象タスクをプロジェクト全体に最も影響を与えるタスク群に絞り込み,かつプロジェクトの進捗に伴って動的に変化する「プロジェクト・リスク・ポリシー」(QCDの優先順位)を考慮することで,リスク識別・リスク分析の精度を向上できると考えた.CCPMによると,プロジェクトに最も影響を与えるタスク群は,タスク・ネットワークのクリティカル・チェーン上のタスクであり,またプロジェクトのリスクの大きさは,バッファの消費率などによって推測することができる.本報告では,動的に変化するプロジェクト・リスク・ポリシーを考慮して識別したリスク項目のリスク値と,それらのリスク値によって影響を受けるバッファに着目することで,より精度の高いリスク識別・リスク分析が可能になるよう拡張したリスク・マネジメント手法を提案する.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2008-03-14
著者
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市川 勉
日本プロセス(株)
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村上 邦彦
東芝プラントシステム(株)
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宇佐波 大輔
日本プロセス(株)
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井上 浩仁
(株)IHIエスキューブ
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沖田 雄一
全日空システム企画(株)
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山田 隆
清水建設(株)
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藤田 忠雅
東芝ソリューション(株)
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橋詰 弘之
東芝ソリューション(株)
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小田原 育也
東芝ソリューション(株)
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