1206 自動車制御のソフトウェア開発手法に対する一考察(一般セッション)
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概要
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近年,自動車に搭載されるソフトウェアは大規模化・複雑化の一途をたどっている.開発手法としてソフトウェアをシステマティックに管理し,信頼性を確保する上で,ウォーターフォールモデルの採用が一般的である.この手法は開発の初期段階において,すべての仕様を正しく定義し,ドキュメントを確実に生成する手順を踏んでおり,プロジェクト・マネジメント的には管理が容易であるとともに,品質の確認もしやすい.しかしながら,近年のソフトウェア規模の増大と制御仕様の複雑化により,設計のための要件定義が開発の初期段階で揃わなくなってきている.開発者は頻繁な仕様変更に対応しながら,度重なる手戻りの中で開発を続けているのが実際である.本研究では,管理や品質に関するエビデンスを重視するウォーターフォールモデルによる開発の中に,従来の自動車開発では品質管理の観点から採用することの難しかったエクストリーム・プログラミングのエッセンスを組み込むことにより,高いソフトウェアの品質と開発効率を実現した方法論を提示する.
- 2007-09-20
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