TOEIC-IPに対する教員の意識と実態 : 統一試験導入から3年間の調査
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概要
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The Center for General Education has implemented the TOEIC-IP to all of its first year students for the pastthree years. The initial implementation was not for the students-per se. but for the Center to get an idea ofthe student proficiency levels and to use those results to improve classes. The Center, since the secondimplementation,has administered a questionnaire to the instructors of all English classes to consider how theresults were used. Interestingly. many teachers have used the results to grasp the proficiency level of theirstudents; however,few have actually used the data to improve their classes directly. This has questioned theimplementation of the test based on implementation goals and has caused 'ripples' in the ocean of our centeramong teachers necessitating further debate on the issue before the next implementation.新入生全員に統一試験のTOEIC-IPを実施し始めてから三年が経つ。初期の実施は学生自身のためではなく、全学共通教育センターがTOEIC-IP試験の成績データで学生の英語力を把握し、授業改善に生かすことが目標であった。本センターは、今回で3回目ということで、共通教育の英語の授業を担当する教員向けに、TOEIC-IP試験の成績データの活用法に関するアンケートを実施した。回収率は少なかったが、非常に興味深い結果が得られた。TOEIC-IP試験の成績データから学生の英語力を把握することはできているが、その後の授業改善の使い方に関してはまだ分からない点が多く、これからの調査が必要であることが明らかになった。今回の結果から明らかになったのは、本センターでのTOEIC-IP実施自体に疑問を感じる教員がいるということと、次回の実施までに授業改善につながる方策を研究してゆく必要があるということである。
- 2009-03-00
著者
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