鑑賞支援における分析的要素,表現的要素,コミュニケーション的要素とその連関について : 徳島県立近代美術館における鑑賞教育の実践から
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概要
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徳島県立近代美術館では,近現代の作品鑑賞を手助けする支援プログラムの開発を進めてきた。本稿では,そのなかから鑑賞になじみのない子どもたちへの支援のあり方を,分析的要素,表現的要素,コミュニケーション的要素という,鑑賞のメカニズムと関わる視点から整理した。そして,主に4〜5歳児から小学校高学年における発達過程,発達段階では,認識能力や身体能力など諸能力の成長にともなって,鑑賞のあり方がどのように変化するのかを,子どもたちの反応をもとにして整理を試みた。また,小学校4年生頃を境とする,鑑賞活動の性格が変化する時期を含めて,それぞれの年齢で,3つの支援法の重点を変えたプログラム作成が必要なことも提示した。
- 2009-03-21
著者
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