ウズベキスタン共和国の水問題と水資源
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在,開発途上国であるウズベキスタン(以前はソ連)の経済成長は,安全な飲料水を人々にいかに供給できるかにかかっている.中央アジアにおける水資源は1950年から綿花の増産にあった.その結果として,中央アジアにおける主要なアムダリア川とシルダリア川の水量が非常に少なくなり,アラル海への水供給が激減している.この湖の面積が1960年以前では,世界の4番に入る大きさであったが,非常に塩濃度(全塩量が70g/L以上)高くなり,その面積が劇的に縮小した.この影響として第一に,アラル海で全く魚が取れなくなったことによる経済的な危機が起こった.第二に,アムダリア川に近接したウズベキスタンの下流域で生態学的な危機が発生しつつある.本論文では,ウズベキスタンにおける水危機の問題と水資源の現状について論述する.
- 2010-04-30
著者
-
釜谷 美則
Associate Professor, Department of Environmental and Energy Chemistry, Faculty of Engineering, Kogak
-
ギナチュリーナ エレナ
Institute of Water Problems Academy of Sciences of Republic Uzbekistan
-
釜谷 美則
Associate Professor Department Of Environmental And Energy Chemistry Faculty Of Engineering Kogakuin
関連論文
- カンボジアにおける環境問題について-生態系試料中の水銀調査を中心として-
- ウズベキスタン共和国の水問題と水資源
- ウズベキスタン共和国の水問題と水資源
- 加住南丘陵におけるカンアオイ属の分布と植生
- 陽イオン交換樹脂を用いる水素イオンの化学増幅定量
- スルホサリチル酸と鉄(3)を用いるフィチン酸イオンの間接吸光光度定量
- チオニン類生成反応を用いる硫化物イオンの吸光光度定量用試薬の比較検討
- フェロセンの触媒酸化反応を利用する水試料中の銅(2)イオンの定量〔英文〕
- 銅イオンの共電着-微分パルスカソ-ディック・ストリッピング・ボルタンメトリ-によるセレンの定量〔英文〕
- Cu(II)-SBTを用いた水中シアン化物イオン定量試験紙の開発