イギリス労働党政権3期(2005〜2010)にみる〈第3の道〉の現状と今後の課題をみて
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概要
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1)本稿は、イギリスのBlair prime ministerの3 期(1995年〜2010年)を中心に、Blair総理の労働党政権の創設以来をふまえつつ、その労働党創設と諸活動の〈第3 の道〉実現の歩みを、公約を中心に指摘したものである。2)イギリス労働党は、Blair総理の〈新しい福祉国家創設〉、その新しい社会主義理想の実現を、高福祉、高負担による北欧型福祉国家とは一味違って試みてきた。ことに、地域住民であり、主権者であるイギリス国民主体の、しかも、新しい〈契約福祉〉の実現を試みる構想は、現在、イギリスのイラク戦争参加にかかわって、その政策転換がいかにして実現されるかはblair総理のまさに3 期の諸活動にかかっていることを指摘した。
- 2006-03-10