1-3 人工軽量骨材コンクリートの力学的諸性質について(その1) : 弾性々質(材料・施工・構造)

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概要

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σ〜δ曲線の微分曲線のグラフからだいたい次のようなことがいえる。δ_<max>の約60〜90%以下の歪度では、σ〜δ曲線は近似的にσ=Aδ+Bδ^2の二次式で表すことができる。この係数A,Bの値は骨材の種類によって異るが、それぞれの骨材についていえば、A,BともF_cのみの関数として表すことができよう。δ_<max>の約60〜90%以上の歪度では、比較的高強度のコンクリートと低強度のコンクリートとでその微分曲線のグラフは異った傾向を示すが、そのようなσ〜δ曲線の相異を示す一つの方法として歪度ε=F_c/Aと(δ_<max>-ε)の比nをとってみた。その結果nの値は高強度になるほど減少し、同一強度の普通コンクリートと比較すると人工軽量骨材コンクリートのほうが小さいことがわかった。(このことは破壊強度近くでの塑性変形が少ないことを示している。)また振動試験の結果から、係数AとE_0、係数Bと対数減衰率Δの間に一定の関係が認められた。
社団法人日本建築学会の論文

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