ルソーとスミスを軸とした「教育言論」の授業
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概要
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天使大学講義「教育原論」において、教育実践の根本をなす事柄について、『エミール』(ルソー)と『道徳感情論』(スミス)の講読を軸として、学生とともに考察した。『エミール』の講読においては、教育に際しては人間が本来もつ自然性を育てることの重要性について述べた。また、『道徳感情論』の講読においては、「同感」という語をキーワードとして、人間のもつ共同体性の根源を示した。学生に対しては、自身の経験にもとづいて考察することを求め、『道徳感情論』記述を自身の経験に照らし合わせて考察することを課題とした。