ソリューション・フォーカスト・アプローチの4つの質問がクライエントへ与える効果:セラピストへの面接調査による検討
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概要
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ソリューション・フォーカスト・アプローチで用いられる4つの質問,すなわち,ミラクル・クエスチョン,例外探しの質問,コーピング・クエスチョン,スケーリング・クエスチョンの効果に関するセラピストの見解を調査し,それらの特徴的な効果とそのメカニズムを検討した。データは,8名のセラピストへの面接によって収集され,KJ法によって分析された。主な結果は以下の通りであった。(1)4つの質問に共通する効果は,「長所・成功体験の認識」であった。(2)例外探しの質問とコーピング・クエスチョンの効果のメカニズムは類似していた。(3)ミラクル・クエスチョンとスケーリング・クエスチョンのみに目標を明確化させる効果が見られた。これらの質問の効果を高めるために,セラピストはそれらの質問の効果とそのメカニズムを理解した後に用いることが提案された。
- 2009-01-01
著者
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