脊髄性筋萎縮症(SMA)を抱える一障害者のライフ・ステージの変化と必要な支援の変化についての考察
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概要
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本論文の目的は、脊髄性筋萎縮症(SMA)を抱える一障害者のライフ・ステージの変化を明示し、その変化に対応した必要な支援を示すことである。特に、壮年期の生活支援と職業問題を中心に考察を進めた。その結果、次の点が明確になった。1.幼年期から児童期においては、生活支援が中心となること。2.青年期から壮年期にかけては、従来からの直接的な支援に加え、新たな社会支援ネットワーク体制の構築が必要となること。3.地域行政の対応によって、生活の質が変化すること。4.必要な支援があれば、充分に一般雇用が可能であること。これらの結果から、SMAを抱える者も、ライフ・ステージに応じたさまざまな支援があれば、非障害者と同様な生活を送ることが可能であることを示した。
- 2009-03-06
著者
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