簡易波動実験
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概要
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レーレーのすだれを簡単につくれるように改良し,一つのグループで二組以上のすだれを用いて,波動の観察や測定をすることができるようにした.すだれは模型飛行機用の細い棒と木綿糸を用いれば簡単につくることができる.このすだれは鉛直に吊して用いるので,上ほど波の速さが大きいので,少し重いおもりを吊したり,少い長い棒を用いたりして,欠点をカバーした.また割に簡単で効果的なダンパーや波動発生装置をつくった.これらを用いると高価なウェーブマシンとはちがって,グループごとに観察や実験ができる.また装置そのものはセロテープや接着剤を用いて,適宜改良ができるので,いわゆる探究的な学習にはもっとも適していると思われる.
- 日本物理教育学会の論文
- 1976-11-25