小学校の「英語活動」に関する問題点-読みの能力の位置づけ-
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概要
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平成20年3月28日、文部科学省は23年度から完全実施される「新学習指導要領」を告示し、その中で小学校における「外国語活動」(英語が基本とされているため、以下「英語活動」とする)が5、6年生での必修として導入されることが決定された。実質的には、移行措置(平成21年、22年の2年間)のため来年度より全国の多くの小学校で英語活動が行われることが予想される。この決定は、英語教育界に大きな反響を呼び起こし、押し寄せるグローバル化の波と相俟って社会的関心も高い問題であると思われる。筆者は、これまで中学、高校、大学と、義務教育またはその後の高等教育での英語教育に携わってきたが、小学校からの英語活動が必修化されるという日本の英語教育において初めての変化についても大いに関心がある。本稿では、新学習指導要領にみられる現状の問題点を提起するとともに、若干の提言を試みたい。
- 2009-03-18
著者
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