伝統工芸産業活性化の方策 : 筆は道具なり : 白鳳堂の「化粧筆」の開発や市場開拓の過程を紹介し、企業活性化の方策を検討(第4報告,日本型経営の新しいモデルを求めて)
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概要
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伝統工芸産業では、生活様式の変化や使い捨てを伴う大量生産大量消費時代の到来などにより、ほとんどの産地で斜陽化している。その結果、技術の継承や地域の雇用に深刻な影響を及ぼしており、早急な対応が望まれる。官庁をはじめとしてさまざまな対策が講じられている反面、その産業に携わっている業者には効果的な対策を見出せないでいることが多い。伝統技術を活かしながら新市場を形成し、地域の活性化に繋げることが伝統工芸産業に携わる企業のモデルのひとつになるのではないか。本講では、第1に、白鳳堂の設立の背景を紹介する中で、伝統工芸産業が共通して辿ってきた経緯と問題点を検討する。第2に、「化粧筆」の開発と流通の仕組みを紹介し、コスト競争を伴わない市場へのアプローチの方法や市場形成を検討する。第3に、中小企業の経営戦略として、安易な規模拡大や短期的な収益を企業目的としない長期永続を基本とした企業経営の実現を、白鳳堂の戦略を紹介しながら検討する。
- 2009-10-23
著者
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