CICを行っている二分脊椎症の学童の学校生活のなかでの排尿セルフケア
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概要
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二分脊椎症の学童の学校生活のなかでの排尿セルフケアとその関連要因を把握し、学校生活の充実と排尿セルフケアを促すための看護援助を検討することを目的に、CIC(清潔間欠的導尿)を実施している13組の親子、8名の学校教諭との半構成面接及び質問紙調査を行った。排尿セルフケアが「自然なスタイルで自分でできる」学童は、友人関係が良好で教諭から適切なサポートを受けていることが多かった。クラスメートが排尿障害を知りいじめをうけていた学童は、学校生活や排尿セルフケアに対して否定的な気もちであった。学校生活の捉え方が否定的であったり、排尿セルフケア行動の実施を他者に依存している学童は、学校でのCIC実施回数が少なく尿混濁が継続していた。二分脊椎症の学童の排尿セルフケアを促す看護援助として、学校生活のなかで自然なスタイルで排尿セルフケアが行えるための方法の検討や、学校が楽しいと思えるための友人関係への配慮、教諭から適切なサポートをうけるための調整の必要性が示唆された。
- 2005-09-05
著者
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