ビデオの内容が幼児に対するイメージ形成に及ぼす影響
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概要
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本研究の目的は、看護学生における幼児のイメージの意味と構造を明確にし、ビデオ教材による幼児へのイメージの影響を明らかにすることである。ビデオ視聴前後に看護学生を対象にSD法による幼児のイメージを調査した。ビデオ教材は、健康な幼児のビデオ、入院している子どものビデオであるが、「発達段階」、「表情」、「発達」、「関わり方」、「専門職行動」、「解説」、「登場人物」、「場面」8つの視点から内容分析を行った。幼児に対するイメージの因子分析の結果、3因子構造であることが示された。第1因子は「幼児の外面に対するイメージ」、第2因子は「幼児の内面に対するイメージ」、第3因子は「幼児に接するときに影響するイメージ」とした。また、以下のことが明らかになった。1.幼児に対するイメージを形成するためにビデオ教材は擬似体験として有効であるといえる。2.子どもとの関わり方が多く表現されている入院している子どものビデオ教材は幼児のイメージを広げる。
- 日本小児看護学会の論文
- 2005-09-05