現代農村地域社会における生活空間の再編 : 故郷再生の論理と現実(<特集>家族とその社会的生活世界の探求)
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概要
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特集家族とその社会的生活世界の探求論文はじめに1. 故郷論の歴史的展開 (1) 高度経済成長期における「故郷」論 (2) 「地方の時代」における「故郷」問題2. 「活力ある故郷づくり」への視点 (1) 「故郷」の概念 (2) イメージとしての「故郷」 1) 風土 2) 人士 3) 故郷文化 4) 地場産業 (3) 「イメージとしての故郷」を抱く人々 1) 土着者の故郷 2) 来住者の故郷 3) 出郷者の故郷 (4) 「理念としての故郷」の性格 1) やすらぎの空間 2) 拡充された自我としての空間 3) 自ら創り出していく空間3. 「活力ある故郷づくり」が直面する諸問題 : 「理念としての故郷」と「現実生活としての故郷」の乖離 (1) 「現住者」と「出郷者」及び「後世の現住者」の間での「故郷」を巡る問題 (2) 広域地域社会における「故郷」の複層 (3) 現代農村地域社会(現実生活の故郷)における住民の生活困難と農村の停滞化 1) 農林漁業の不振・衰退 2) 急激な生活空間の変化に対する不適応 3) 地域社会の福祉・相互扶助機能の低下 4) 故郷文化の枯渇 5) 若年層の流出による後継者の不在結語.「理想としての故郷」から「活力ある故郷づくり」へThe contemporary Japanese rural communities are delayed, agonized and falling into stagnation. In order to get rid of such situation, it is necessary to renew the communities from a view point of rearrangement of the homing life space. There are six problems to revitalize a certain rural home village such as improvement of life environment, revival of local culture, substantiality of community welfare, reorganization of a local organization, activity of a self-government organization. There is a general idea of "homing life sapce" on the basis of these problems. "Homing life sapce" can be defined as a space in which man spent his infancy and childhood, therefore it has a nature of an extended space of himself" and he can feel intimate and ease here. Actually the real rural life may be far from "homing life space as an ideal". There are various contradictions and oppositions in real life of living persons, but they should aim at "a homing life space as an ideal" to do real life to make better and they should rearrange life space.
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