既往資料から放流稚・幼ガザミ期の自然死亡係数Mを求めた。日当たりMは稚ガザミ期で0.11〜0.18、幼ガザミ期は0.02前後であった。また、稚ガザミ期ないし幼ガザミ期にかけて自然死亡係数は急速に低下安定に向け、変化するものと推測した。既往報告の成ガザミ期の0.0005と比べるとかなり高いものの、成長につれしだいに低下安定する意味では、妥当な範囲と判断した。
福山大学内海生物資源研究所