2・3 遺伝子レベルで見た仔魚の消化機能の発達(2.集中課題「魚類仔稚魚の栄養と消化-健苗育成の基礎として-」,第四回因島種苗生産技術交流会,学会講演要旨)
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概要
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魚類では,消化器官が未完成な発育段階から摂餌を開始する種類が多い。特に,海産の浮遊性卵を持つ魚種ではこの傾向が顕著である。例えばヒラメでは,胃の消化機能は仔魚から稚魚への変態期に発達するため,仔魚期の消化生理機構は成魚とはかなり異なる部分があることは容易に想像できる。また,仔魚期には動物プランクトンなどの餌生物に含まれる酵素が栄養物の消化に貢献しているのではないかといった推測から,仔魚用の配合飼料の改良のために消化酵素を添加する試み等も試されているが,その評価は一定していない。そこで今回は,ヒラメを中心に仔稚魚期の消化生理機構の発達過程について紹介したい。
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